苦痛

  1. 無痛の涙

    暮れ時の空にかかる、淡い赤と青の色彩に見とれているうちに、やがて夜がやってくる。ぼくらは星々を仰望したいのだが、立ち並ぶ高層ビルのあちこちに電気がついている。人…

  2. 外出を恐れるうつ病患者

    「わたしは外の世界が恐ろしいのです。人間もまた恐ろしく、誰とも関わりたくありません。会社にはかろうじて出勤していますが、上司に病気のことを説明し、人と接触の少な…

  3. うつ病の息子を持つ母親 -3-

    生誕の祝福を思い起こすとき、息子の狂気は目を醒ます。純真な喜びは音も立てずに死に絶えた。時の暗流に息子は眠らされ、現実という名の悪夢に目は痙攣している。星々の威…

  4. 過去を引きずるうつ病の女性

    不幸につぐ不幸、と女性は言った。生まれは裕福。地主の家庭に末っ子として生まれ、六十に近い父から可愛がられて育った。愛情と教育に恵まれ、少女時代は笑顔がたえなかっ…

  5. 苦痛の克服

    (※以下、性質上、簡潔かつ平易に述べる必要があり、ある種の語弊を含まざるをえない)苦痛という感覚はよく知られているが、苦痛が解放への扉になりうること…

  6. うつ病の息子を持つ母親 -2-

    「何の解決にもならなかった。くそいまいましい。おまえに教育を語る資格などあるのか。相談をもちかけた自分に腹が立つ。いい歳をして子供もおらぬ鰥夫に何が分かるのか。…

  1. 対話

    うつ病の息子を持つ母親 -1-
  2. 意志

    無痛の涙
  3. 孤独

    孤独に悩むうつ病の公務員
  4. 苦痛

    人は自ら苦痛を味わい、自己憐憫に浸る
  5. パワー

    弟子の有能さと盲点
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