時間

時間の克服

Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration. Thomas Edison

昔、ある天才がエジソンのこの言葉についてどう思うか尋ねてきたことがある。だが彼は間違ってこのように言った。天才とは1%の天分と99%の努力と言うがどう思うかと。わたしはこの問いに対して、逆だと思うと答え、彼もまた、俺もそう思うと答えた。原文は1%のインスピレーションであり、99%の汗、つまり集中すなわち瞑想である。ベンジャミン・クレームの情報を仮に正確だとすると、彼は1.7段階のイニシエートであり、光線構造は31125である。メンタル体への偏極は完成していないが、第一光線の力強い意志と集中によって第三光線の抽象思考のエネルギーを引きずり下ろしたものと推測される。それが冒頭の言葉としてあらわれている。ちなみに、ニコラ・テスラは第二段階(2.0)のイニシエートであり、光線構造は23165である。

一心の集中は瞑想であり、純粋なエネルギーであるアイデアとの経路を貫通させる力がある。解釈は肉体脳における知的訓練ないしは諸体の装備に依存する。瞑想に習熟する弟子が、一般の秀でた人間を速度と手腕において結果的に子供扱いしてしまうのは、彼の受容するエネルギーの総量と、それを適切な動機と集中によって投射しうる際だった諸体の精製によるものである。ここで、エジソンとアリス・ベイリーの興味深い言葉を引用する。

「わたしの成功は、仕事場に時計がなかったことの恩恵である」 Thomas Edison

「弟子はまた、一般の知識人と比べて非常な速さでメンタル的に調整統合された状態で働く能力も獲得する。このようにして、彼は時間という限定が脳の状態であることを学び、それをどのようにして打ち消し、一般の人がいかに熱心に努力してもできる以上の多くのことを制限時間内に行う方法でどのように働けばよいかも学ぶ。時間の克服と霊的な速度は、弟子道の二重生活がパーソナリティーの統合された生活に取って代わりつつあることを示すものである」アリス・ベイリー(光線とイニシエーション下 p.22)

これは、集中つまり瞑想と、それによるエネルギーの適切な使用方法についての話である。集中は明らかに限界の壁を貫通する力を秘めている。この通路に自由なエネルギーとアイデアが流入する。解釈の問題はここでは扱わない。時間と肉体脳の克服は、いささか乱暴な言い方をすると、時間と肉体脳がイコールであるという前提から考える必要がある。肉体脳のないところに時間は存在しない。思考の本質的な性質と時間は同じことだからである。このマインドの限定というものは、集中つまり瞑想によって打ち消すことができる。このことを念頭において、弟子は時間という感覚から自由になる必要性をいま一度おのれに確認すべきである。なぜなら、そのような認識がない場合はよりよい本来の働きを損なうからである。

以上から必然的に、いかに魂と個人との通路つまりアンターカラナの意識的な建築が急を要する偉大な責務であり奉仕であるかが分かる。この通路を大なり小なり貫通させている弟子は、エネルギーとフォースの仕事を行うにあたり、肉体よりも、エネルギー体であるエーテル体に感覚の比重を移行させることになる。そうでなければ眠りに落ちる。集中は、自動的にしてつねなるものであり、この必然としての霊的な鋭敏さが、物質的な肉体脳の限定を打ち消し、時間を超越した瞬間性のテクニックをもたらす。これが、イニシエートがその初期段階に達成する全知の状態にやがてつながることになる。

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP