苦痛

闇の周期

霊的に絶望を覚える時期がある。これは言葉にならない。日常生活も輪をかけて絶望を与えてくる。極度の孤独、極度の苦痛、極度の悲観が色濃く視界を闇に染める。真っ暗で、出口は見えず、特別な者だけが光の向こうに存在しているように見える。生きることに疲れ果て、実りのない瞑想にやる気も失せ、失敗した人生という思いが辛く、しばしば自暴自棄となり、自殺だけが唯一の希望とさえ思える。物質界で成功を収めていようと、周囲が羨む何かや誰かに囲まれていようと、関係ない。これは起こる。しかし一時的であることを知っているのは、その周期を乗り越えた者だけである。

これを経験している者は、誰もが経験することを信じて良い。自殺しなかった、あるいは乗り越えた、というのはぎりぎりである。その位置まで追い込まれる。生き残れるかは分からなかった。しかし、前方に見える人間は、例外なくそこをくぐり抜けて来ている。闇の周期に関しては、試練にしては酷すぎるように思えるが、通常、耐えるより他に方法はない(追記:解放のテクニックは存在している)。

闇の先

報酬は想像を超える。戦果としてはあまりある装備を手に入れる。そして理解する。自分が三界の苦痛から解放されたことを。サマーディや真我体験である必要はない。しかし自我は魂に征服されつつある。その度合によって人格がなくなる。個人の反応がなくなる。家族や同胞のためにかつての自分に似た反応を見せることは出来ても、中身はもはや様変わりしている。外側には愛を、内側には至福と喜びを、ともに静寂の中で感じる。魂と接触し、魂を体験し、かつての自分、自我であった自分の事に関心をなくし、忘れる。ただの通路、ただの道具になる。魂の愛と意志がその器を通して広がり、道具は潮流に抗うことなく、意志に愛として参入する。

苦痛の時期があったことを覚えてはいても、人間の苦痛を思い出すことはほとんど出来ない。共に痛みを感じることは出来る。しかしその者は、意識は、いわゆる「高所」に留まっており、美と完全性しか見てはいない。

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