2018年 10月

  1. 悪魔払い

    犬が月に吠えるとき、無知ゆえの空しさにぼくらは嘆く。声は届かず、期待する反応はない。犬は怒りをおぼえて、歯をむき出しにし、疲れ果てるまで、獣性にとり憑か…

  2. 災い

    黒い喪服を着た少女が墓から帰っていく。寒気のする夜中、月は雲にかくれている。小さな顔はヴェールに覆われて、うつむきかげんのままだ。足音が変なのは、少…

  3. むかしの話

    離別

    さようならを告げよう。やさしくなごやかな歌、天衣無縫の国、明るく快活な色彩、ゆかしい手のひらに包まれた時代。たくましく、高潔であったきみの均整をゆがめ、あら…

  4. 瞑想

    芸術のことば

    われわれは、自分の生があまりに貧しいため、あたたかさを求め、絵画や彫像の居並ぶ美術館に足をはこんだり、詩人の言葉やパイプオルガンの響きにおのれを委ねてみたり、表…

  5. 瞑想

    魂の鎖国

    苦痛がある。第三の目がそれを見る。苦痛はわたしに接触できなくなる。外部のもの、わたしとは無関係のものとして苦痛は見られる。結合の余地がないため、苦痛という形態は…

  6. 秘教

    強さとはなにか

    肉体的な強さ、精神的な強さ、いずれもただの指標である。より強い人間もまた、おのれの弱さに屈辱を感じており、不満を持ち、より偉大な強さを求めている。表面的な強さは…

  1. 分類不能

    苦痛を見た至福の青年
  2. 分類不能

    名づけえぬもの -1-
  3. 治療

    精神の病はいかにして治癒しうるか
  4. 苦痛

    苦痛の克服
  5. 対話

    うつ病の息子を持つ母親 -2-
PAGE TOP